今更ではありますが、プレイしてみましたのでプレイレポをお届けしたいと思います!
プレイしてみた率直な感想は、
クラクラ的なストラテジーに仕上がっており、ゲーム的にも非常に楽しめる!昨年のアニメ放映時期に配信されていれば、大ヒットしていてもおかしくない!
・・・と感じたくらい、ゲーム的には結構おもしろい内容になっていましたw
印象的には、「クラッシュオブクラン」の拠点攻めのシステムを、もっと簡略化してコンパクトにしたという印象です。
自拠点の繁栄・拡張を行いながら、本編ストーリーやサイドストーリー、他ユーザーの拠点攻めを行っていくといった内容のスマホ向けストラテジー。
自拠点で行う内政の幅も広く、アルスラーンを題材とした本編ストーリーやキャラクターごとのサイドストーリーも多数用意されており、ボリュームも内容も非常に濃いものに仕上がっていると感じます。
惜しい! 実に惜しい!
マジでこれ、昨年のアニメ放送時期にリリースされていたら、かなり当たっていた可能性もありまよ・・w
それではプレイレポにいきたいと思います!
PR
◇ゲームシステム:自拠点の内政で繁栄・拡張を行いながら、本編ストーリーを進めていく・・! ストーリーを進めるのも面白く、自拠点での内政を綿密に行う事も非常に楽しい・・!
☆拠点での内政
▲
ゲームを始めるとまず、自拠点となるキミヤを占拠して「建て直す」という流れからはじまります。
本作はこの自拠点での内政を進める事がゲームの根幹となっており、自拠点の繁栄・拡張を行いながら、徐々に戦力を拡大し、本編ストーリーやサイドストーリーを進め、他ユーザー拠点との争奪戦に挑んでいく事になります。
▲
拠点での内政の行い方は、基本的に「クラッシュオブクラン」に代表されるタワーディフェンス型ストラテジーをベースにしたものになっています。
資源施設や軍議施設、防衛施設や罠などの建造・強化を行っていき、自拠点を繁栄・拡張して、兵力の拡大を狙っていきます。
建造には大工の人出が必要となり、「大工施設」を作ることで施設建造の効率が上がります。
施設建造はクラクラと同じく、素材とリアルタイムの時間を要するものになっており、課金石を投入する事で即座に終了させる事が出来ます。
▲
拠点内のレイアウトは自由に組み上げる事ができ、資源施設が拡大すれば様々な資源を得られ、軍議施設では将兵の鍛錬を行う事が出来ます。
拠点の拡大・繁栄は、そのままプレイヤーの軍力へと繋がっていくというわけです。
☆バトルシステム
▲
本作のバトルシステムは、「クラッシュオブクラン」をもっとコンパクトにまとめた様な内容のものになっています。
まず初めに軍事拠点を配置し、次に最大5人までで編成した将兵パーティから、任意の場所に部隊を配置します。
▲
軍事拠点の位置と部隊が攻め入るポジションを決めたら、いよいよ突撃開始(ヤシャスィーン)です!
▲
バトルではオートで各部隊が進軍し、敵拠点内の施設を次々と破壊していきます。
全て破壊し終えれば制圧完了となり、破壊した施設から得た資源や、将兵を報酬として獲得する事ができます。
▲
しかしもちろん、敵軍も黙っているわけではありません。
拠点内に設置された防衛施設から反撃を受けたり、設置した軍事拠点に攻め入られたりする場合もあります。
そんな場合は、各将兵が持つ「秘策」(スキル)を発動して臨機応変な策略をとる必要がでてきます。
▲
また、自軍の大多数がやられてピンチに陥ってしまった際には、1度だけ援軍を要請することができます。
援軍はかなりの大軍を招くことができて強力なものになっていますが、自軍がピンチに陥らないと、発動する事はできません。
☆育成システム
▲
部隊のリーダーとなる将兵の育成には、バトル参加報酬の経験値によるレベルアップと、他の将兵との合成によるレベルアップの方法があります。
また、専用素材を用意して「錬兵所」で鍛錬を行う事により、将兵のレアリティを引き上げてさらに強化する事が可能です。
最初はレアリティの低くて弱い将兵であっても、ある程度までは強化していく事が可能です。
☆コンテンツ
▲
前述の通り、本作は自拠点の繁栄・拡大を行う内政がメインとなっていますが、ストーリーやサイドストーリーもかなり豊富に用意されており、他のプレイヤーとの対戦要素も用意されているので、コンテンツはかなり充実したものになっています。
メインのストーリーに沿った「本伝」、キャラクターごとに用意された「外伝」、他のプレイヤーの拠点に攻め入る「対戦」、階級の向上を狙って他プレイヤーと対戦を行う「階級戦」など。
一通りのコンテンツは押さえられているので、ストラテジーゲームとしても充実の内容となっています。
◇グラフィック・デザイン:欲を言えば、アニメシーンの収録や立ち絵のアニメーションがあればよかった。また、ボイス収録もあれば最高だったと思う。
▲
本作はグラフィックをどうこう言うタイプのゲームでもないと思いますが、ストーリーシーンがただの立ち絵とテキストのみの表現となっており、立ち絵のアニメーションやボイス収録が無い事が少々残念に思えました。
それを差し引いても楽しめるゲーム内容になっていると思いますし、ストーリーのテキスト量もかなりのボリュームが用意されています。
・・しかし、豪華なボイス収録やアニメーション収録が当たり前になってきている昨今ですので、他のアニメ題材のゲームに比べると、いかんせん見劣りするところがあるのは否めません。
背景や立ち絵も使い回しばかりですし、もう少しその辺を頑張ってくれれば最高の仕上がりになっていたと思います。
◇アプリ動作・クオリティ:アプリの動作は比較的軽めでサクサクした印象。しかしそれは、アプリの作りが全体的にシンプルだからなのかも・・?w
▲
アプリの起動後に毎回ローディングは入りますが、本作の動作は比較的軽めで、全体的にサクサクとした挙動です。
しかしそれは、派手なアニメーションや演出が盛り込まれておらず、リアルタイムでの挙動をあまり必要としないからかもしれません。
それはそれで良さではあると思いますが、もう少しリッチな作り込みを見せてほしかったとも感じます。
・・せっかくの版権ものだしね・・
◇課金要素・コスパ:課金ガチャに加えて時間効率アップのための課金要素があり、課金しないとゲームを進めにくくなってくるかも。
▲
本作はレアリティの高い将兵の入手が課金ガチャからである上、クエストクリア報酬や指令達成(実績)報酬による課金通貨「紅石」の量が非常に少ないです。
筆者はゲームをある程度進めましたが、未だに10連ガチャは一度も引くことができていません。
▲
その上、内政での建造時間などを短縮する際にも課金通貨を必要とし、課金通貨を投入せずにレベルが高い建造などを行おうとすると、数時間以上もかかります。
その辺はクラクラと同じ仕様ですが・・
課金しないと効率よくゲームを進められないため、コスパが良いゲームとは言えないところがありますね・・。
◇総評: 想像以上にゲームとしては面白い!しかし、せっかくの「アルスラーン」題材を生かしきれていないという印象と、課金しないと苦しい仕様は少々残念に思える。
ある意味、この手のタイプのタワーディフェンス型ストラテジーは、すでに完成されていると言えそうな印象ですが・・w
本作は想像以上にストラテジーとして楽しめる内容になっており、アニメを題材としたゲームとしては(そもそも大元は小説だけどw)、かなりゲーム性の高い仕上がりになっていると思います。
しかしその反面、リリース時期が旬を過ぎている事も含めて「アルスラーン」を生かし切れていないところがあり、ゲーム内容としては 「これ、別にアルスラーンじゃなくてもよくね?」 なんて思ってしまう側面があります。
「アルスラーン」を題材にするのであれば、アニメ的にもう少し豪華な演出を入れてほしかったと思うし、ストラテジーとしてのゲーム性はしっかりしている分、逆にオリジナルゲームとして出した方がユーザー間口が広がったように思えます。
・・なんというか、 惜しい作品 なんですよね・・本作はw
あとは課金要素が若干エグめで、無課金では満足に楽しめ無さそうな印象です。
アルスラーンがゾッコン好きなのであればつっ込んでしまいそうですけど‥
ゲームが中途半端な印象があるので、課金してまでやりたいとは思えないところがあるって言うねw
とはいえまぁ・・
ゲーム的には楽しめるものにはなっているのではないかと。
そんなわけでハマる度は、ちょっと惜しめの☆3で!
ハマる度: ☆☆☆ ( 5点満点中)
◇プラットフォーム:Google Play/App Store
◇公式サイト:http://www.sakurasoft.co.jp/arslan/
◇公式Tiwtter:https://twitter.com/arslan_mardan?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fwww.sakurasoft.co.jp%2Farslan%2F